リベラルアーツ学院

「教養」になることを発信していくブログです。

なぜ今、「教養」が必要なのか?

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どうも、くるみ学長です!

今回は「教養」についてお話させて頂きます。

 

突然ですが、
皆さんは「教養が大事だ!」という言葉を、
少なからず見聞きすることがあると思います。

 

その上で、

そもそも教養ってなに?」

「どんなことに使えるの?」

「教養が必要なのは知ってる、
でもどう学べばいいかわからない。」

という方も多いのではないでしょうか?

 

今回はそういった疑問を解消する為に
この記事にまとめてみました!

 

最後までお付き合い頂ければ嬉しいです。

  

 

教養とは人生を
楽しむためのツール

結論から先に書いてしまうと教養とは、

「人生を楽しむツール」

の一言につきます。

 

あくまでツールです。

なので別に使わなくてもいいわけです。

 

現時点で
「私は現状に満足していて幸せです。」
と言える方は、
無理に学ぶ必要はないと思うんですよ。

 

しかし、実際は
現状に満足していない方が多いんじゃないでしょうか?

 

「世界幸福度ランキング」では
日本は62位というデータがあります

https://happiness-report.s3.amazonaws.com/2020/WHR20.pdf

一方、国の豊かさを示す指標である
GDPで日本は世界第3位です。

 

「国は豊かなのに人の幸福度が低い」のが
日本の現状なのです。
 

 

では、
どうすれば人は幸せに暮らしていけるのでしょうか?

 

私は「教養」を学ぶことで、
その答えの鍵が見つけ出せるのだと思います。

 

その理由をこれからお伝えしましょう!

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知識と教養は違う

教養とはそもそもなにを指すのでしょうか?

 

時代や環境によって言葉の定義は
千差万別なので「教養」とひとくちにいっても
その定義は難しいです。

 

皆さんはこう考えるかもしれません
「哲学や歴史を学ぶこと?」

 

たしかに、教養を得る過程で
哲学や歴史などを学ぶことがあるでしょう。

 

ですが、

それは「知識」であって「教養」ではありません。

 

『論語』で有名な孔子は、
「知識だけの人間であってはだめで、
その上に道徳を身につけることで
『教養人』になれるのだ。」
と説いています。

 

数学者である藤原正彦さんは教養について、
「知識だけでなく、
今までの経験と正義感や勇気などの
論理的と言えない価値基準が一体となって、
現実に対応していくこと。」
だとしています。

 

なるほど、
どうやら2人の考えをざっくりまとめてしまえば、

「知識」+「経験」=「教養」

だということがわかります。

 

多分野を勉強し、
それを踏まえていろんな経験をする。
それこそが「教養」だ

ということを前提として次に参ります。

 

教養を学ぶことの
3つのメリット

次は皆さんが気になっているであろう
教養を学ぶことのメリットです。

先に3つ挙げておきます。

 

3つのメリット

①物事を視野を広くして見ることができる

②物事に対しての自分の意見がもてる

③自己理解が深まる

1つずつ解説しましょう!

 

物事を視野を広くして
理解することができる

あなたは今何について悩んでいますか?

「仕事がうまくいかない。」

「友達と喧嘩してしまった。」

「ニュースを理解したい。」

いろいろな悩みや解消したい問題が
山ほどありますよね。

 

しかし、
それには必ず「歴史」の中に解決のヒントがあります。
あるいは「哲学」を学んでみても良いでしょう。 

他にも「経済学」「心理学」「地政学」「三大宗教」…
など数えたらきりがありません。

 

そういったことを学んでおくと、
いざという時に役に立ちます。

 

例えばあなたが海外に出張したとしましょう。 

 

今や世界人口の84%が、
なんらかの宗教を信仰しています。

『https://courrier.jp/news/archives/142101/?ate_cookie=1591622660』

世界規模で宗教は
「知っていること」が当たり前なのです。

言い換えると宗教は「世界の教養」です。

 

対して日本人は「無宗教です。」という方が多いです。

宗教がわからないまま、
海外に出張するとどうなるでしょうか?

 

海外で「私は無宗教です」などと言ったら、
外国の方は「何をいっているんだこいつ」と思われます。
またはトラブルになる可能性もあります。

 

宗教を信仰しているのが
それだけ世界では当たり前だ
ということは覚えておいて下さい。

 

また、サウジアラビアの入国審査で
「あなたの宗教は?」と聞かれることがあります。

そこであなたは、「何も信じていません」
なんて答えたら入国拒否されます。
(仏教と答えておけば大丈夫です。)

 

このように知らないことで
不利益が生じることがあるのです。

 

そして宗教を知ることで、
「エルサレム問題」
「インド・パキスタン問題」
などテレビやネットで
よくみるニュースを理解することもできます。

 

それに加え宗教を知ることで、
歴史や哲学等にもかなり影響してることがわかり、
他分野の見識も深くなります。

 

たったひとつの分野を知っているだけで、
普段何気ない物事を理解できる。

 

それはとても楽しいもの、
便利なものだと思いませんか?

 

教養を学ぶことで、

・今あなたが抱えている悩み/不安を
 解消するヒントが得られる。

・ビジネスにおいて、
 違った視点から新たな着想が得る。

・何もない日常に変化をもたらす。

 

こういったことがすぐにでも感じることができます。

 

上記のことををまとめて、

物事を視野を広げて見ることができる

としました。

 

自分の考え(=価値観)を
見出せる

物事を俯瞰して見ることによって
なにが起こるでしょうか?

 

偏見がなくなります

 

ニュースやネットでは、
偏った情報が数多くあるのはご存知ですよね。

 

加えて、2006年という古いデータですが、
過去10年間(1996年~)で情報に接する量が
530倍に増えました。

https://fa-products.jp/factory/knowledge/124/

 

インターネット、スマホの普及で
私たちは大量の情報に接していくのは必然です。

 

その上で、大量の情報の中から必要な情報を
取捨選択する力が求められる時代である
というのは知っておくべきです。

 

そして、
情報を取捨選択する上での重要となるのは、
自分の「価値観」です。

 

 その価値観を明確にすることは、
やはり教養を学ぶことが近道なのです。

 

価値観を明確にした上での意見は
非常に説得力があります。

 

例えば、
「インドはIT大国だからこれからもっと成長する!」
という同僚や友達から主張されたとしましょう。

 

あなたはその理由について聞いたときに、
「いや、ニュースでみたんだよねえ」
根拠がない主張をされたら、
やはり信憑性が低いですよね。

 

それよりも、

「インドは長年イギリスに統治されてて
英語が喋れるから世界との言語の壁がないんだよ。

あと、アメリカとの時差がちょうど9時間半だから
インドとアメリカに会社があれば
実質24時間営業ができるんだ。

それに加えて、
インドではバラモン教が信仰されてて、
カーストに縛られないITの仕事は
身分が低い人にとって
人生一発逆転のチャンスなんだよ。
だからIT大国になれたんだ。」

 

…ここまで根拠をもって主張されると
信憑性が高く感じませんか?

 

藤原正彦さんも、

教養という座標軸のない論理は
自己正当化に過ぎず、
座標軸のない判断は
根無し草のように頼りないものです

おっしゃっており、
やはり論理には教養が大事なことがわかります。

 

教養を学び、
問題について俯瞰して見ることができる。

 

そして、
それは次第に自分の考え(=価値観)を
持って意見が言えるようになります。

 

自己理解が深まる


人は相対的な生き物です

例えば、
「Aさんはこう考えているけど、私は違う考えだ。」
「Bさんは熱心で真面目な人。
私は熱心ではないが真面目という点では同じだ。」
など、他人と比較することで
自分を差別化することできます。

 

差別化することで、
自分はどういった人物なのかを
理解できるようになるのです。

 

就活やビジネスにおいても、
自己理解が必要なことは多々ありますよね。

そういった差別化をするのにも
「教養」が役に立ちます。


世界全体を広い視野で見ることができる。

 

そして、それに対して自分の考え(=価値観)をもつ。
それこそが差別化であり、
そうであるならば、
「自分を知る」ことに繋がります。


また、自己理解が深まることは
結果的に「人生を楽しむ」ことにも繋がります。


世界累計485万部を突破した
『嫌われる勇気』(著:岸見一郎・古賀史健)では、
「悩みはすべて対人関係」
というのが心理学者アドラーの教えでした。


あなたが今、不幸だと感じている原因を
突き詰めれば対人関係が起因しています。

 

対人関係の悩みを解消するには、
他者を他者と理解できることが重要です。

 

そして、それを可能とするのは、
他者と差別化できる
「教養を学ぶ」ことではないでしょうか?

 

教材は「わかりやすい」を
基準に選ぶ


ここまで読んで、
「教養が必要なのはわかった。
でもどう学べばいいの?」
という方に向けて解説していきます。


シンプルに言ってしまえば、
わかりやすいならどんな教材でもいいです。

 


例えば「哲学」を学びたいとしましょう。

 

本、漫画、YouTube、ブログ、Podcast等
いろんな媒体があるとは思うのですが、
1番注意したいことは、
いきなり難しい教材を選んで
挫折してしまうことです。

 

何かを学びたい時に1番優先したいのは、
「継続的にできる」ことでしょう。

 

ですので、シンプルに「これがわかりやすい !」を
基準に教材を選んでください。

 

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読書のすすめ

いろんなメディアがあります。
その中でも私は読書を強く薦めます。

以下の3つの理由があるからです。

 

読書が効率的に
学習に向いている理由3点

情報に信憑性がある

皆さんご存知だと思うのですが
本を出版するには時間が掛かり、
多くのプロセスを踏まなければなりません。

 

そうなると簡単に書けるブログよりも、
本の方が情報が正確なことが多いです。
(中には信憑性がない本もありますが、
それは少数だと思われます。)

  

また、情報の入手経路が
ネットや動画だと無いことが多いです。

 

しかし 、
本にはきちんとした参考文献が載っています。

 

ソースを追えるという点で、
本は他のメディアよりも優位です。

 

総合的に考えて、
本は他のメディアよりも
信憑性が高いと考えられます。

 

体系的に理解できる

何かを理解しようとするとき、
まずは全体像を把握するというのは基本ですよね

 

しかし、他のメディアは
情報が断片的で流れが頭に入りづらいです。

 

それに対して、
本は全体像から個別のテーマを
追いかけることができます。

 

ひとつのことを知りたい時は
ググればすぐに解決できて便利ですが、
多くのことを知りたい時は
いちいち検索しなければなりません。

 

一方、本は多くの情報を筋道をたてて書かれています。
目次を見れば、
自分が知りたいことがある場所を教えてくれます。

 

本は他のメディアより
体系的に書かれているので効率的なのです。

 

能動的に学習できる

何かを学ぶとき、
受動的な学習より能動的な学習の方が
その後の記憶の定着率が高いのは
皆さんご存知だと思います。

 

動画やラジオですと、
ただ聞いただけ、見ただけという
受動的な学習になりやすいのです。

 

一方、本は必ず自分で読まなければなりません。

 

線を引いたり、何度も読み返したりしながら
読まなければならないのは
大変面倒なことだと私も思います。

 

しかし、こういった能動的な姿勢は
必ず大きなリターンとして返ってきます。

 

以上、3つの理由から
本は教養を学ぶ最適なメディアである
というのが私の見解です。 

 

最後に

教養が今必要な理由を理解いただけましたでしょうか?
現状に不満に思っている方こそ
教養が必要だとお話ししました。

 

その上で3つのメリットがあることもご紹介しました。

 

今回の記事を読んで、
教養は「人生を楽しむツール」である
ということだけでも伝わってくれれば嬉しいです!

 

 教養を学ぶ上で、
読書することが最適であるとお話ししました。

 

その上で、
「読書の仕方がわからない。」
「どう読めば効率的なの?」
「習慣的に読書することができない。」
という方もいるのではないでしょうか?

 

ですので 、
次回は「読書の仕方」を
テーマとして取りあげたいと思います!


最後まで閲覧いただき
ありがとうございました!

 

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「教養について」
より深く知るための本3冊

 今回参考とさせて頂いた本を紹介させていただきます。
この記事よりも深く「教養について」知りたい方は
ぜひご購入ください!

 

『国家と教養』

著:藤原正彦(新潮社)

お茶の水女子大学の名誉教授となった数学者であり、
エッセイストとしても知られている
藤原正彦さんが書いた本です。

この本の良さは、
「教養の大切さ」「どうやって磨けるか」を
理路整然と語ってくれるのに加え、
「国家と教養の関係」など
広い視野で語ってくれるとこにあります。

[目次]

第一章 教養はなぜ必要なのか
第二章 教養はどうやって守られてきたか
第三章 教養はなぜ衰退したのか
第四章 教養とヨーロッパ
第五章 教養と日本
第六章 国家と教養

 

 

『人生を面白くする本物の教養』

著:出口治明(幻冬舎新書)

ライフネット生命保険株式会社
代表取締役会長兼CEOである
出口治明さんによる、
教養の教科書とも言える作品です。

ビジネス界きっての教養人でもある著者が、
読書、人との出会い、旅、語学、
情報収集、思考法等々、
知的生産の方法のすべてを明かします!

【目次】
第1章 教養とは何か?
第2章 日本のリーダー層は勉強が足りない
第3章 出口流・知的生産の方法
第4章 本を読む
第5章 人に会う
第6章 旅に出る
第7章 教養としての時事問題
   ――国内編――

第8章 教養としての時事問題
   ――世界のなかの日本編――

第9章 英語はあなたの人生を変える
第10章 自分の頭で考える生き方

 

『池上彰の教養のススメ』

著:池上彰
  (東京工業大学リベラルアーツセンター篇 )

池上彰先生の本の特徴は
とにかくわかりやすいことです。
今回も教養について
わかりやすく解説して頂いてくれました。

日本社会に1番必要なものは
教養であるとした上で、
哲学、宗教学、生物学・・・など、
日本の「知」を牽引する学者たちとの鼎談から、
日本人に必要な「教養」を
ビジネスパーソンに提供してくれます。

 [目次]

【はじめに】 一生使える「知」の道具を
       手に入れよう

【1限目】 教養について知っておくべき
      12の意味

【2限目】 ニッポンが弱くなったのは、
      「教養」が足りないからです。

【3限目】 哲学の力で公共事業の問題も
       解決できるのです。

【4限目】 ニッポンの会社の神さま仏さまと
      オウム事件と靖國問題と

【5限目】 人間は、「ひと」であるまえに
      生きものです。

【修学旅行】 アメリカの一流大学は
       4年間“教養まみれ”でした。